地デジが開始されたのが2011年7月24日で、大まかに約一年半ぐらい経過したことになります。
ほとんどの人は、地デジ移行直前に政府が実施した家電エコポイント制度を利用して、地デジ液晶TVに買い換えた人も多いのではないでしょう?
我が家でもリビングのTVだけは買い換えましたが、各個室にあるアナログブラウン管TVについてはCATVに入っており、デジアナ変換を2015年3月31日まで受けれるので、特に投資することなくそのままにしてありました。もちろん映ります。
自室には、シャープ製の4:3型21型ブラウン管テレビがあり、他に視聴&録画環境としてはPS3のtorneやPT2も1台所持しております。
特に困ったことはないのですが、BS11が見れるとアニメファンとしてはかなり助かるという話を耳にして、BCASカード赤が添付している簡易地デジチューナーを探してみました。(結果的にBS11の夢は崩れ去りましたが、それは後述致します。)
Amazonで調べてみたのですが、地デジオンリーの製品なら3000円以下で買える機種が結構あるのですが、BSデジタルも見れる機種(すなわち、BCAS赤カード付き)となると安い物がなかなかありません。
そんななか見つけたのが、ピクセラ社のPRD-BT205でした。
価格はAmazonで3980円です。B-CASカードの再発行手数料が2000円なので、端末代は実質1980円となります。
実際に手に入れてみたので、端末の細部を写真を交えながら見ていきたいと思います。
箱はシンプルです。EPGが8日分対応、CATVパススルー対応(トランスモジュレーション方式はNG)、BSデジタル対応というのが見て取れます。あと、大事なことですが日本製というのもポイント高いですね!
中身 ぎっちり詰まっています。
箱から出すとこうなります。簡易地デジチューナー1個、リモコン1個、ACアダプター1個、コンポジットケーブル一式1個(1.2m)、取扱説明書兼保証書1枚(保証は一年)、BCAS赤カード1枚となっております。写真には写っていませんが、単4電池x2個も入っています。
正面写真となります。電源ボタンと稼働を示すランプ、リモコン用の赤外線受信用のセンサーとなっています。電源稼動時は緑色のランプが点灯、スタンバイ待機時は赤となります。
筐体底面部 BCASカード差込口となります。嘘偽りのないMADE IN JAPANの文字が見えます。
背部の接続端子群です。地デジ&BSデジタル兼用のアンテナ線1個、コンポジット接続1個、ACアダプター接続1個となっています。贅沢を言えば、ここにD端子かS端子があれば最高でしたね。
では、接続して実際に使ってみます。
接続は簡単。(マニュアルにも写真入りで載っています。)
1、BCAS赤カードを裏面のスロットにきっちり差し込む。(カードの向きに注意!)
2、壁側についてたアンテナ線を外して、簡易チューナーに接続する
3、AVコンポジットケーブル(黄色、赤、白)の端子をTV側と簡易チューナーに接続する
4、ACアダプターを繋げる
5、リモコンに単4電池を2個入れる
これだけとなります。(既にテレビが写っている環境であれば、女性でも簡単にできると思います。もし壁側のF型コネクタが別の形式をしていたりした場合は、加工とか簡単な工事が必要となるので、知識のある方に教えてもらうといいでしょう。要は壁側の端子がF型コネクタであれば問題ありません。ちなみにTV用のF型コネクタケーブルは電器店やAmazonで購入できます。)
電源を入れて映るか確認。(簡易チューナ側とTVの電源、チャンネルはビデオ入力信号端子が入っているチャンネルにセットします。自分の場合、ビデオ3ですね。)
映ったら、始めての設定で都道府県の選択があるのでご自分の住まいの都道府県を入力。その後、自動的にチャンネルスキャンしてくれて、見れる放送をリモコンの番号にあてがってくれます。
実際に使ってみた感想なのですが、AVコンポジットケーブル方式だから画質悪いんだろうなぁ・・・と思いきや、CATVのデジアナ変換よりずっと綺麗に見れました!これには驚きましたね。古いブラウン管のテレビが、本家地デジには敵わないものの、かなり綺麗に映ります。(もちろん、ノイズやゴースト等ありません!)
リモコンのチャンネル切り替えも結構スムーズで、チェンネル変更に何秒も待たされるようなストレスを感じるようなことはありませんでした。
これは安い割にしっかりしているし、お手持ちのブラウン管が壊れるまで使いたいという人にはうってつけの製品だと思います。
ただ、一つだけ私には問題点がありました。
念願であったBS11は映りませんでした(T_T)。
CATVのBSデジタル放送は、地デジを同一周波数パススルー方式で放送しているCATV会社であっても、BSデジタルの複雑な信号を同一周波数パススルー方式で流すことは多大な投資が必要なようで、ほとんどのCATV会社はトランスモジュレーション方式で流しているそうです。私のエリアのCATV会社もそのパターンでした。
解決方法は2つ。
1、CATV会社のSTBをもう1台契約する(私の契約先では別途月額1050円)
2、自前でベランダにBSデジタル用のパラボラアンテナを建てて、そこから受信する。
どっちも面倒なので、潔く諦めましたw CATVを解約した時には、地デジアンテナ&BSデジタルアンテナを一緒に建てようかとおもいますが、しばらく先の事になるでしょう。
幸い関東エリアに住んでいるので、TOKYOMXやTVKも受信できるので、アニメ用として大抵の作品は見れます。それで我慢ですね~。
総括:
安い値段ですが機器はしっかりしており、画質も悪くありません。残ったブラウン管TVの延命には最適と思われるので是非、迷っている方にオススメしたいと思います!